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【カナダ シェアハウス】ルームメイトとのトラブルを避けるには?上手な付き合い方を伝授
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ワーホリや留学でカナダに来ている方は、シェアハウスに住む方も多いのではないでしょうか。シェアハウスはコストを抑えつつ、異文化交流の機会が得られるため、多くの留学生に人気の選択肢の一つです。しかし、異なる価値観や文化を持つルームメイトと共に生活するには、それなりの配慮が必要です。この記事では、シェアハウスでのトラブルを避けるために、ルームメイトと上手に付き合うための具体的なコツを紹介します。
目次
1. コミュニケーションの重要性
シェアハウスでの人間関係の基盤は、コミュニケーションにあります。互いに異なるバックグラウンドや価値観を持つルームメイトとの生活では、意図しない誤解や小さなトラブルが起こりがちです。特に日本には「察する文化」がありますが、カナダでは通用しません。自分の意見はしっかり言うことが大切です。そのために日々のコミュニケーションを大切にし、オープンな対話ができる関係を築くことが必要です。ここでは、効果的なコミュニケーション方法を紹介します。
挨拶を欠かさない
当たり前のことですが、挨拶は必ずしましょう。「Good morning」「Hello」「Hi!」など相手の目を見て挨拶をすると良い印象になります。挨拶から自然と会話が広がり、仲良くなることも多いです。逆に挨拶がないと、「怒ってるのかな」「話しかけにくいな」と思われてしまい、あまり良い印象を持ってくれないです。
カナダではバスの運転手さんやカフェの店員さんに挨拶をするのはもちろん、エレベーターの中でも挨拶をするので、カナダでの生活が慣れていくと、自然と挨拶するようになると思います!
オープンな対話を心がける
シェアハウスでの成功のカギは、率直でオープンなコミュニケーションです。冒頭でも話した通り、日本には「察する」文化があるため、黙っていても相手が察してくれます。しかしここはカナダです。我慢せず、自分の意見はしっかり伝えてください。自分勝手に何でも言うのではなく、気になる部分や止めて欲しいことがあれば伝えることで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。またストレスを感じることも少なくなるでしょう。
定期的なミーティングを設ける
トラブルを防ぐもう一つの方法は、定期的な「ハウスミーティング」を開くことです。話し合いの場を設けることで、日々の不満や小さな問題を早期に解決できます。ミーティングというと少し固いですが、夜ご飯の後やみんながリビングにいる時など、リラックスして話せる環境でお互いの意見を交換しましょう。共用スペースの使い方や掃除についても、ここで調整するのが効果的です。
2. 生活ルールの設定と合意
複数人が同じ空間で生活する以上、各々の行動が他の人に影響を与えるのは避けられません。だからこそ、共通のルールを作り、それに従うことが重要です。お互いが気持ちよく暮らすためには、事前に合意したルールに基づく秩序を保つことが不可欠です。ここでは、どのような生活ルールを設定すべきか、実例を交えて説明します。
掃除とゴミ出しのルール
共用スペースを清潔に保つことは、シェアハウスでの生活において非常に重要です。誰がいつ掃除をするのか、ゴミ出しの担当はどうするかといったルールを最初に決めておくことで、トラブルを防ぐことができます。具体的な提案として、掃除やゴミ出しのスケジュールを作成し、それを共有スペースに貼り出すのも良いアイデアです。
実際に私はゴミ出しのルールがないシェアハウスで住んでいましたが、いつもルームメイトがゴミ出しをしてくれていました。そこでゴミ出しのスケジュールを作成し、冷蔵庫に貼ることにしました。目に入るところに貼ってあるため、ゴミ出しを忘れることもなくなり、お互いに協力するようになりました。お互いにルールを守ることで、さらに仲も深まるでしょう。
静かにする時間帯を決める
騒音は、シェアハウスでの最も一般的なトラブルの一つです。特に夜間は勉強や休息のために静かにしたい時間帯です。事前に何時から静かにするかをルームメイトと話し合い、合意を得ておくことが重要です。テレビや音楽の音量にも気を配り、他の人の生活リズムに配慮する姿勢が求められます。
友達や恋人を家に呼ぶとき
留学中はシェアハウスに友人や恋人を呼ぶ時もあると思います。シェアハウスによっては宿泊は禁止の場合もあるので、まずはハウスルールを確認しましょう。宿泊が大丈夫な場合も、誰かを家に呼ぶ時はルームメイトに必ず一声かけて、合意を得てからにしましょう。
実際に私が部屋にいるといつもと違う人の声がして、リビングに行くとルームメイトの友達が遊びに来ていました。特に問題はなかったのですが、一声言って欲しかったなと思います。自分だけの家ではないので気遣いは忘れないようにしましょう。
3. プライバシーを尊重する
シェアハウス生活では、共有スペースと個人のプライベート空間のバランスが非常に重要です。ルームメイトと親しくなりすぎて干渉しすぎたり、逆に疎遠になりすぎたりすると、トラブルの基になります。お互いに個々の生活スペースや時間を尊重することで、健全な関係を築くことができます。ここでは、プライバシーを尊重するための具体的なポイントを見ていきましょう。
個人のスペースを守る
プライバシーの尊重は、快適なシェアハウス生活に欠かせません。「他人の部屋には許可なく入らない」、「共用スペースで私物を使うときは同意を得る」などの基本的なルールを守ることが重要です。また、共有スペースを占有しすぎないように注意し、他のルームメイトにも十分なスペースを提供することが、良好な関係を保つカギです。
相手の生活スタイルを尊重する
ルームメイトの生活スタイルにも配慮しましょう。例えば、勉強やリラックスしたい時間に干渉しないようにすることで、相互の信頼と尊重を築くことができます。シェアハウスでは、異なる生活リズムを持つ人々が集まることが多いため、これを尊重する姿勢がトラブル回避の第一歩です。
4. トラブル時の冷静な対応
いくら気をつけていても、トラブルが全く起きないわけではありません。重要なのは、トラブルが発生したときにどのように対処するかです。感情的になるのではなく、冷静で建設的な対応を取ることで、問題を迅速かつ円滑に解決できます。ここでは、トラブル時の適切な対処法と、第三者のサポートを活用する方法について詳しく解説します。
感情的にならずに話し合う
トラブルが発生した際には、冷静に話し合うことが大切です。感情的になってしまうと、問題の解決が難しくなります。まずは相手の意見をしっかり聞き、すぐに自分の主張を押し付けないように心がけましょう。例えば、意見の食い違いがあれば、少し時間を置いて冷静になってから再度話し合うことが効果的です。
第三者の介入を考える
どうしても解決が難しい場合や、感情的な対立が続く場合は、シェアハウスの管理者や他のルームメイトに相談して、第三者の意見を取り入れることも一つの方法です。客観的な視点を取り入れることで、より公平で円滑な解決が期待できます。
5. どうしてもうまくいかない場合は引越しをする
いくら自分がトラブルを起こさないように気をつけても、相手がルールを守らなかったり、トラブルを起こすような人なら仕方ありません。「自分だけが我慢している」「話し合っても解決できない」場合は引越しするのも方法です。しかし、シェアハウスにはミニマムといった「最低限住むべき期間」があるため、ミニマムを満たない場合はデポジットが返ってこない可能性もあります。ただし理由によっては、返金されることもあると思うのでオーナーに理由は伝えましょう。
まとめ: 良好な関係を築くには持続的な努力が必要
シェアハウスでの生活は、異文化や異なる生活スタイルを持つ人々との貴重な交流の場です。ルームメイトと良好な関係を築くためには、オープンで率直なコミュニケーション、生活ルールの徹底、そしてプライバシーの尊重が欠かせません。トラブルが発生した場合でも、冷静な対応と適切な話し合いを行うことで、問題を乗り越えることができます。今回紹介したコツをぜひ参考にして、楽しいシェアハウス生活を送ってくださいね!
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