COLUMN

カナダでシェアハウスに住む場合、日本とは異なるお風呂（バスルーム）事情に戸惑うことがあるかもしれません。特に、バスルームの数や利用ルール、清掃管理の仕組みなどは、日本の生活とは大きく異なるため、事前に知っておくとスムーズに生活ができます。

本記事では、「カナダ シェアハウス お風呂事情」に関する情報を詳しく解説し、シェアハウスでの快適なバスルーム利用のためのポイントや注意点を紹介します。

1. カナダのシェアハウスにおけるお風呂の基本事情

① バスルームの数と利用方法

カナダのシェアハウスでは、日本のように各部屋にお風呂やトイレがついていることは稀で、多くの場合、複数人で共用するバスルームが設置されています。

• 1軒に対してバスルームは1〜2つが一般的
• バス・トイレ一体型の物件が多い
• 個室に専用バスルームがある場合は家賃が高くなる
• 人数が多い家ではバスルームが混み合うことも

バスルームが1つしかない物件では、朝や夜の混雑が発生しやすく、特に出勤・通学の時間帯は使いたいタイミングで使えないこともあります。

② シャワー文化とバスタブの有無

カナダではシャワー文化が一般的で、日本のように毎日湯船に浸かる習慣はほとんどありません。そのため、シェアハウスではバスタブ付きの物件もありますが、湯船を使うこと自体が珍しいことが多いです。

• ほとんどの人はシャワーのみ利用
• バスタブがあっても「シャワー専用」の場合がある
• お湯をためると高額な水道代がかかるため、禁止されていることも

日本のように毎晩湯船につかりたい人は、バスタブの利用ルールを事前に確認することをおすすめします。

2. バスルーム利用時のルールとマナー

① シャワーの時間制限

シェアハウスでは、多くの住人が同じバスルームを使用するため、シャワーの時間を制限するルールが設けられていることがよくあります。

• シャワーは10〜15分以内が目安
• 朝や夜のピーク時は譲り合いが必要
• 長時間の使用はルームメイトとのトラブルの原因に

また、シャワー時間が長すぎると、次の人が使えなくなってしまうため、特に朝は手早く済ませることがマナーとされています。

② 水圧とお湯の温度調整

カナダの住宅では、水圧が低かったり、お湯の温度が安定しないことがあります。特に古い建物では、同時に複数の水回りを使うと水圧が下がることがあるため、他の人がシャワーを使用しているときは注意が必要です。

• お湯が急に冷たくなることがある
• 水圧が弱く、シャワーの勢いが日本よりも弱いことが多い
• 早朝や夜遅くは水圧が安定しやすい

このような点を考慮しながら、シャワーを浴びる時間帯を調整すると快適に利用できます。

③ バスルームの清掃ルール

シェアハウスでは、バスルームの掃除当番を決めていることが多いです。特に水回りはすぐに汚れるため、使用後のちょっとした気配りが大切です。

• シャワー後は床の水を拭き取る
• 髪の毛を排水口に残さない
• 共有のシャンプーや石鹸を使用する際は適切に管理

掃除当番がない場合でも、自分が使った後はきれいにしておくことがルームメイトとの良好な関係を築くポイントです。

3. シェアハウスで快適にバスルームを利用するコツ

① 混雑する時間帯を避ける

朝や夜の混雑を避けるため、少し早め・遅めの時間にシャワーを浴びるのが有効です。

• 朝は6:00〜8:00が混雑しやすい
• 夜は22:00以降が比較的空いていることが多い
• 週末は昼間の方が空いていることがある

できるだけ他の人の生活リズムを考慮しながら、自分にとってベストな時間帯を見つけましょう。

② 個人のバス用品を管理する

シェアハウスでは、バスルームに各自のシャンプーやボディソープを置いておくと、間違って使われてしまうこともあります。

• 自分専用のバス用品は個室で管理する
• バスルームに収納スペースがある場合は名前を書いておく
• 共有スペースに置く場合は、取り違え防止のために色やデザインを工夫

③ トラブルが発生したら冷静に対応

もし「シャワー時間が長すぎる」「掃除ができていない」などの問題が発生した場合、すぐに感情的にならず、ルームメイトと話し合うことが大切です。

• グループチャットでルールを再確認する
• 掃除当番を決めることで公平性を確保する
• 「次回からこうしよう」と前向きな提案をする

ルームメイトとの関係を良好に保つためには、お互いの生活スタイルを尊重しながら話し合う姿勢が求められます。

まとめ

カナダのシェアハウスでのバスルーム事情は、日本の一人暮らしとは大きく異なります。共用のバスルームを快適に利用するためには、時間の管理・清掃ルールの遵守・適切なコミュニケーションが不可欠です。

バスルームが1つしかない物件では、特にルームメイトとの調整が重要になります。混雑する時間帯を避ける、自分のバス用品をしっかり管理するなどの工夫をすることで、ストレスなく快適に生活できるでしょう。

シェアハウス選びの際には、バスルームの数や利用ルールも忘れずにチェックし、自分に合った環境を見つけてください！