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くらしコラム

【カナダで賃貸探し】日本とは違うルールや探し方を徹底解説

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カナダでの物件探しは、日本とは異なる点が多いため、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。カナダではホームステイやシェアハウス、賃貸物件など様々な住み方がありますが、今回は賃貸物件にフォーカスを当てたいと思います。

カナダに長期で住む予定の方やプライベートの空間で1人暮らしがしたい人はぜひ参考にしてくださいね!

1. シェアハウスと賃貸物件の違い

まず簡単にシェアハウスと賃貸物件の違いについて説明します。以下の特徴がありますが、短期滞在の方はシェアハウスを、長期滞在の方は賃貸物件を選ばれる方が多いです。

シェアハウス賃貸物件
契約形態月単位契約1年など定期契約
費用光熱費込み、家具家電付きが多く、比較的安い家具なし物件が多い。高い
自由度共用スペース(キッチン・リビング・バスルーム)を利用する。
プライバシー個室はあるが、生活の多くをシェアするため制限あり。完全に自分専用の空間で、プライバシーが守られる。
住む人の特徴・留学生やワーキングホリデーの若者
・短期滞在の人
・英語や現地文化を学びたい人
・初期費用を抑えたい人
・長期滞在予定の人(ワーホリ後も移住する人など)
・プライバシーを重視する人
・経済的に安定している人やカップル

1ベッドルームのカナダ平均家賃は2,121カナダドル、日本円で約23万円です。(2025年8月現在)シェアハウスは一つの家やアパートを数人でシェアするため、家賃は賃貸物件の1/2~1/3程度になります。

2. カナダの賃貸市場の特徴

① 賃貸契約の種類

カナダでは契約には大きく分けて以下の2種類があります。一般的に賃貸物件は定期契約で、シェアハウスは月単位契約です。

  • Fixed-term lease(定期契約):一定期間(通常 1 年)で契約する形態。特別な理由を除き、契約期間内は解約できない。更新の際は再契約が必要。
  • Month-to-month lease(月単位契約):1ヶ月ごとの自動更新形態。退去時は1か月前通知(30日以上前)が必要。

② 家賃の支払い方法

カナダでの家賃の支払い方法は以下の方法が使われます。

  • E-transfer(電子送金):最も主流の支払い方法。
  • 小切手(Cheque):大家や管理会社に手渡しで支払う。
  • 現金払い:一部の個人オーナーが受け付けるが、正式な契約が必要。

③ 保証金(デポジット)

カナダでは、日本の敷金・礼金の概念はなく、デポジット(保証金)を契約時に支払うのが一般的です。通常は1ヶ月分の家賃相当額が必要ですが、州によってルールが異なります。

基本的には退去時に返金されますが、破損や掃除が不十分だとデポジットが返金されない場合もあります。そのため、入居前に必ず部屋の写真を撮影し、証拠を残しておくことが重要です。

3. 賃貸物件の探し方

カナダで賃貸物件を探す方法はいくつかあります。事前にリサーチを行い、自分の希望に合った方法で探しましょう。

① オンラインサイト

カナダでは、以下のようなオンラインサイトを活用するのが主流です。

Zumperアパートやコンドミニアムの賃貸情報を提供する人気のサイト。検索のしやすさが魅力。
Craigslist/Kijiji個人オーナーや管理会社が直接掲載する、地域密着型のクラシファイドサイト。詐欺に注意が必要。
Realtor.caMLS(不動産流通機構)に登録された物件を検索できるため、信頼性が高い。安全性が高く、詐欺リスクが低い。
Rentals.caカナダ全土のアパート・コンドミニアム・戸建ての賃貸物件を網羅した人気サイト。信頼性が高い。
Rentfaster.caカルガリー・エドモントンなどアルバータ州で人気。
アパート・コンドから一軒家まで幅広く掲載。

② 現地の不動産会社

バンクーバーやトロントなどの都市では、不動産会社を通じて賃貸契約を結ぶことも可能です。英語に自信がない場合は、日本人向けのエージェントを活用すると安心です。

③ ネットワーキングを活用

カナダでは、人脈を活用して部屋を見つける方法も一般的です。知り合いの紹介や、留学仲間、現地での友人から情報を得ることで、信頼性の高い物件を見つけることができます。特に、FacebookグループやWhatsAppグループでは、空室情報が頻繁にシェアされています。

また、カナダでは大家との信頼関係が重要視されるため、内覧時に自分の人柄をアピールし、真面目な入居者であることを示すと契約がスムーズに進みやすくなります。

④ 短期滞在から長期契約へ

カナダに到着してすぐに長期契約を結ぶのではなく、最初は短期滞在施設(Airbnbやホステルなど)を利用し、現地でじっくりと物件を探すのもおすすめです。直接見学することで、写真だけでは分からない物件の状態を確認できます。

4. 内覧時にチェックすべきポイント

写真やオンライン情報だけでは分からない部分が多いため、内覧は必ずすることをオススメします。内覧に行けない場合は、動画での内覧(バーチャルツアー) を依頼するのも一つです。内覧時は以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • 建物・部屋の状態:カビやひび割れ、害虫の有無を確認
  • 設備の動作:暖房・給湯・水圧・排水・家電のチェック
  • 契約条件との相違:家賃に光熱費が含まれるか、家具の有無
  • 安全面:煙探知器の設置、個室や玄関の施錠を確認
  • 周辺環境:治安、騒音、スーパーや交通機関までの距離
  • 契約内容:契約形態(月ごと・定期)、家賃の支払い方法、退去時の通知期間

まとめ

カナダでの住まい探しは日本での探し方とは異なります。まずはサイトで気になる物件を探してみましょう。

また、オンラインの情報だけでなく、実際に内覧を行い、詐欺を避けることも大切です。適切な物件を見つけ、カナダでの新生活を快適にスタートさせましょう!

この記事を書いた人

Life Assist Canada

Life Assist Canada編集部は、カナダのシェアハウス生活に関する情報を提供する専門チームです。シェアハウス探しのコツ、共同生活を快適にするヒント、現地の暮らしに役立つ知識など、リアルな視点でお届けします。編集部メンバーはカナダ在住経験が豊富で、留学生やワーキングホリデー参加者のために有益な情報を厳選し、カナダでの生活がより充実したものとなるようサポートします。

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